斜張橋ケーブル制振用高減衰ゴムダンパーの付加減衰評価-設計と実測

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タイトル別名
  • DAMPING ESTIMATION OF HIGH DAMPING RUBBER DAMPER FOR STAY CABLE OF CABLE-STAYED BRIDGE - DESIGN AND FIELD MEASUREMENT

抄録

<p>高減衰ゴムダンパーを用いた斜張橋のケーブルにレインバイブレーションが生じた。この事例に着目し、振動の原因を検討するため、高減衰ゴムダンパーの設計時に想定していた付加減衰とケーブルの現地加振試験で得られた対数減衰率を比較した。現地加振試験で得られた対数減衰率は高減衰ゴムダンパーの設計時に用いられている簡易推定式による付加減衰より小さく、複素固有値解析で求めた付加減衰に対しても同様に小さかった。そこで、高減衰ゴムダンパーのせん断弾性ばね定数とケーブル張力が付加減衰に及ぼす影響について検討した。その結果、高減衰ゴムダンパーのせん断弾性ばね定数が小さくなると付加減衰の低下が顕著になることがわかった。また、高減衰ゴムダンパーの取付部の剛性の影響で見かけ上高減衰ゴムダンパーのせん断弾性ばね定数が小さくなることがわかった。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390564238104149120
  • NII論文ID
    130007669548
  • DOI
    10.14887/kazekosymp.25.0_337
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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