名古屋文理大学におけるPBLとしてのスペースバルーンプロジェクト

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タイトル別名
  • Space Balloon Project as Project Based Learning at Nagoya Bunri University
  • ナゴヤブン リ ダイガク ニ オケル PBL ト シテ ノ スペースバルーンプロジェクト

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2012年度から継続するあいちサイエンスフェスティバルで行われた一連の活動「スペースバルーンプロジェクト(SBP)」について実践報告をまとめる.本事業は独立行政法人科学技術振興機構(JST)が実施する平成23年度科学コミュニケーション連携推進事業「地域ネットワーク支援」において平成23年度から平成26年度にわたって採択された事業である.本プロジェクトは,気象観測気球の放球と成層圏から地球映像を撮影する事を通して,情報メディア学科の基礎教育に関わるプロジェクトベースドラーニング(PBL)である.平成24年度までの活動を鑑み,名古屋文理大学単独での気象観測気球の放球と成層圏から地球映像を撮影する事とした.そこで,情報メディア学部の学生から有志を募りプロジェクトを遂行した.プロジェクとは,NOTAMのための飛行通報書申請,撮影モジュール作製/撮影デバイスの調節,パラシュート制作,スタビライザーの制作,ヘリウム調達,Arduinoによる温度計の開発,そして飛行経路の予測を分担し進行した.結果として,名古屋文理大学単独での映像撮影に成功し,あいちサイエンスフェスティバルにおいて研究結果のアウトリーチとして市民向け講座を開催した.活動は新たな技術開発や産学連携による社会経験を誘発し,情報メディア学や科学に関わる体験的教育の基盤として機能した.

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