書誌事項
- タイトル別名
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- A Pilot Study on the Modified Multiple Divided Dosing of Pilocarpine Hydrochloride for Paient Suffered from Xerostomia Due to Sjögren’s Syndrome
- シェーグレン ショウコウグン ニ トモナウ コウコウ カンソウショウ ニ タイスル ピロカルピン エンサンエン ノ カイテイ ショウリョウ タブンカツ トウヨホウ ノ ユウコウセイ ニ カンスル タンサクテキ ケンキュウ
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説明
ピロカルピン塩酸塩量の1回投与量を3.75mgとして1日4回服用(改定小量多分割投与法)させることにより,通常量投与した場合より治療満足感が向上するのではないかと考え,検討を行った。対象は10分間ガムテスト値が10ml以下のシェーグレン症候群症例で,ピロカルピン塩酸塩を通常量で1年以上服用している症例とした。対象患者は通常量の服用からwash outを置かず,改定小量多分割投与を8週間行い,投与前後の10分間ガムテスト値と乾燥感などの自覚症状を比較した。評価は26例で行った。平均ガムテスト値は,通常投与時は6.57±0.90ml,改定小量多分割法開始8週後では5.75±0.91mlで有意に減少した。また,夜間乾燥感の強弱で対象症例を2群に分け検討した。夜間乾燥感の強い症例における平均夜間乾燥感は通常投与時は3.57±0.79,改定小量多分割法開始8週後には1.86±1.07で有意に減少した。以上より,改定小量多分割法は夜間乾燥感の強い症例における乾燥感改善効果がみられることが示唆された。
収録刊行物
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- Journal of Japanese Society of Oral Medicine
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Journal of Japanese Society of Oral Medicine 24 (2), 29-35, 2018
日本口腔内科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390564238104643072
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- NII論文ID
- 130007670511
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- NII書誌ID
- AA1257777X
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- ISSN
- 21866155
- 21866147
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- NDL書誌ID
- 029463040
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可