ラクダ科動物重鎖抗体由来の抗原結合ドメインVHHの医療技術への応用

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タイトル別名
  • Therapeutic applications of antigen binding domain VHH derived from heavy chain antibodies of <i>Camelidae</i>

抄録

<p>抗体医薬の新たなフォーマットとして、ラクダ科の重鎖抗体由来の抗原結合ドメイン(VHH, Nanobody)を使った医薬品開発が進められている。このVHHは、高い安定性、バクテリアにおける高い発現効率、抗体工学の容易さといった優れた特性をもつ一方で、投与後の血中半減期の短さといった弱点もあわせもつ。臨床試験の結果を通して、このようなVHH医薬品の課題と今後の展開について考えてみたい。さらに、ファージディスプレイライブラリーと網羅的配列解析手法を使った新しいVHHの開発手法、ならびに、VHHを使った新しい抗体医薬品の形として、抗体特異的修飾法(CCAP:Chemical conjugation by affinity peptide)によるIgG-VHHコンジュゲートについて紹介する。</p>

収録刊行物

  • MEDCHEM NEWS

    MEDCHEM NEWS 27 (1), 35-41, 2017-02-01

    公益社団法人 日本薬学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390564238104840064
  • NII論文ID
    130007670655
  • DOI
    10.14894/medchem.27.1_35
  • ISSN
    24328626
    24328618
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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