放射線前照射乳化グラフト重合法を適用して作製したアニオン交換繊維のタンパク質吸着量に及ぼす線量の効果

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タイトル別名
  • Effect of Dose on Amount of Protein Adsorbed on Anion-Exchange Fibers Prepared by Radiation-Induced Emulsion Graft Polymerization
  • ホウシャセン ゼン ショウシャ ニュウカ グラフト ジュウゴウホウ オ テキヨウ シテ サクセイ シタ アニオン コウカン センイ ノ タンパクシツ キュウチャクリョウ ニ オヨボス センリョウ ノ コウカ

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抄録

<p>ポリエチレン(PE)繊維へのグリシジルメタクリレート(GMA)の放射線前照射乳化グラフト重合及びそれに続く化学修飾によって,アニオン交換繊維を作製した。まず,PE繊維へ20~200 kGyの範囲で電子線を照射し,GMAをグラフト重合した。続いて,GMAグラフト鎖中のエポキシ基をジエチルアミノ(DEA)基へ転化した。このときモル転化率は89~93%であった。線量を変えて,グラフト率85±8%の範囲で作製したアニオン交換繊維の,DEA基密度に対するCl吸着量のモル比は,線量によらず1であった。一方,20 kGyで作製したアニオン交換繊維のウシ血清アルブミンの吸着量は,200 kGyで作製したアニオン交換繊維のそれに比べて3.4倍高い値を示した。</p>

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