イオン液体[Bmim]Cl中でのキチンモノマー<i>N</i>-アセチルグルコサミン(GlcNAc)のフラン化合物への転換反応に与えるLewis酸およびBrønsted酸の影響
書誌事項
- タイトル別名
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- Effect of Lewis and Brønsted Acids on Conversion of Chitin Monomer <i>N</i>-Acetyl-D-Glucosamine (GlcNAc) to Furan Derivatives in [Bmim]Cl Ionic Liquid
- イオン液体[Bmim]Cl中でのキチンモノマーN-アセチルグルコサミン(GlcNAc)のフラン化合物への転換反応に与えるLewis酸およびBronsted酸の影響
- イオン エキタイ[Bmim]Cl チュウ デ ノ キチンモノマー N-アセチルグルコサミン(GlcNAc)ノ フラン カゴウブツ エ ノ テンカン ハンノウ ニ アタエル Lewisサン オヨビ Bronstedサン ノ エイキョウ
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説明
<p>本報では,キチンのモノマーであるN-アセチルグルコサミン(GlcNAc)の有効利用に向け,イオン液体を反応場とし,Brønsted酸性を示すAmberlyst45とLewis酸性を示すB(OH)3を添加した系において,GlcNAcの転換反応を行った.[Bmim]Clに10 wt%のGlcNAcと添加物を仕込み,110–150°C, 5–30 minの条件で反応を行い,転化率と生成物収率の反応温度依存性について検討した.反応温度の増加にともない転化率は増大し,Amberlyst45添加系では各温度で80%以上の転化率を示した.また生成物収率において,両添加物存在下で目的生成物の一つである3-acetamide-5-acetylfuran(3A5AF)の生成が確認されたが,最大収率を得る温度が異なるという結果が得られた.反応条件の最適化を図り,速度論解析を行ったところ,Amberlyst45およびB(OH)3添加系それぞれにおけるGlcNAc消失反応の活性化エネルギーは43.7 kJ/molおよび73.6 kJ/molであった.</p>
収録刊行物
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- 化学工学論文集
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化学工学論文集 45 (4), 141-146, 2019-07-20
公益社団法人 化学工学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390564238106911104
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- NII論文ID
- 130007681707
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- NII書誌ID
- AN00037234
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- ISSN
- 13499203
- 0386216X
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- NDL書誌ID
- 029910667
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- Crossref
- CiNii Articles
- OpenAIRE
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可