蒸発散推定のための逆解析法とボーエン比法及び渦相関法との比較

書誌事項

タイトル別名
  • Comparison of the Inverse Analysis Method with the Bowen's Ratio Method and the Eddy Covariance Method for Estimation of Evapotranspiration
  • 蒸発散推定のための逆解析法とボーエン比法及び渦相関法との比較 : 異常値を処理した場合の事例
  • ジョウハッサン スイテイ ノ タメ ノ ギャクカイセキホウ ト ボーエンヒホウ オヨビ ウズ ソウカンホウ ト ノ ヒカク : イジョウチ オ ショリ シタ バアイ ノ ジレイ
  • ― Case study on the abnormal criteria applied ―
  • ― 異常値を処理した場合の事例 ―

この論文をさがす

抄録

<p>本研究は, 実測資料を逆解析法とBowen比法(BO法)及び渦相関法に適用し, 潜熱(lE)と顕熱(H)を求め, その特徴と問題点を検討したものである.いずれの方法にも先に提案した, 異常値の定義{α|Rn-G|<|H|, |lE|}を適用した資料に基づいて解析を試みた.その結果以下のことが示された.①作物生育期間では時間単位のlEHの変化は3方法(逆解析法ではα=1.0の場合)とも相互に極めてよく一致した.②3方法の中の任意の2方法の組み合わせにより日単位のlE 及びHを比較した結果, 年間でも作物生育期間でもlEについては相互によく一致した.③3方法の月別変化を比較したがα=1.0の場合には3者のlEは比較的よく一致した.④異常値の割合はBO法が最も多く, 逆解析法及び渦相関法は少なかった.⑤以上の結果, 水資源計画や灌漑計画に必要な月別蒸発散量は, 上記 3方法とも十分な精度で推定できる.</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ