気管挿管時に10mLの空気をテーパーカフに注入したカフ圧─模擬気道を用いた検討─

  • 大塚 仁美
    独立行政法人国立病院機構信州上田医療センター麻酔科
  • 大田 恵理子
    独立行政法人国立病院機構信州上田医療センター麻酔科
  • 望月 憲招
    独立行政法人国立病院機構信州上田医療センター麻酔科

書誌事項

タイトル別名
  • Inflation of tapered cuff with 10 mL air for tracheal intubation : An <i>in vitro</i> study

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説明

<p>気管挿管後の誤嚥を防ぐためには適切なカフ圧が必要である.迅速導入時に10mLの空気を注入してから調整するという手法があるがそのカフ圧は不明である.本研究では模擬気道を用いてテーパーカフに10mLの空気を注入した時のカフ圧を測定した.内径18mm,19mm,20mmの模擬気道で,気管チューブ内径7.0mm,8.0mmともにカフ圧は99cmH2Oを越えた.内径22mmの模擬気道では57±7.8cmH2O(気管チューブ内径7.0mm),69.7±5.1cmH2O(気管チューブ内径8.0mm)のカフ圧であった.すべての組み合わせで適正圧の25cmH2Oを大幅に上回った.</p>

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参考文献 (4)*注記

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