林産物における地理的表示保護制度の意義と登録プロセスの分析

  • 香坂 玲
    東北大学大学院環境科学研究科 名古屋大学大学院環境学研究科
  • 梶間 周一郎
    東北大学大学院環境科学研究科

書誌事項

タイトル別名
  • Geographic Indications Applied to Forest Products
  • 林産物における地理的表示保護制度の意義と登録プロセスの分析 : 岩手木炭のケースから
  • リンサンブツ ニ オケル チリテキ ヒョウジ ホゴ セイド ノ イギ ト トウロク プロセス ノ ブンセキ : イワテ モクタン ノ ケース カラ
  • Geographic Indications applied to forest products: Japanese Iwate charcoal
  • Japanese <i>Iwate Charcoal</i>.
  • ―岩手木炭のケースから―

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抄録

<p>2018年に岩手木炭が林産物として国内では初めて,地理的表示保護制度に登録された。本稿は,地理的表示保護制度がいかなる制度かを概観した上で,岩手木炭が申請に至った背景ならびに過程を検証し,林産物特に木材の地理的表示活用の可能性と今後の展望を議論する。岩手木炭においては,申請の動機,申請を終えるまでの過程,品質の描写等の申請段階での困難,産品の品質規準などの項目を調査・分析した。その結果,申請主体と生産者の間の合意形成が円滑に進んだこと,生産のマニュアル化による品質管理が申請前から継続的に実施され,登録を果たす要因となったことが判明した。</p>

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