日本の海洋ごみ対策の現状と今後の課題

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タイトル別名
  • Efforts to Combat Marine Litter in Japan and Future Tasks
  • ニホン ノ カイヨウゴミ タイサク ノ ゲンジョウ ト コンゴ ノ カダイ

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抄録

海洋プラスチックごみによる海洋生態系への影響が国際的に懸念されており,海洋ごみ問題は地球規模の重要課題となっている。日本では,2009 (平成 21) 年に議員立法として成立した海岸漂着物処理推進法に基づき閣議決定された基本方針等に従い,海洋ごみ対策を推進している。環境省では,海洋ごみ対策として,回収処理および発生抑制対策,実態把握,国際連携に総合的に取り組んでいる。海岸漂着物処理推進法については,2018 年 6 月に一部改正され,マイクロプラスチック対策が法律に初めて盛り込まれたほか,各種規定が追加された。また,循環基本法に基づく第四次循環型社会形成推進基本計画が同月に閣議決定され,「プラスチック資源循環戦略」を策定する旨が同計画に盛り込まれた。環境省としては,海洋ごみ問題の解決に向け,改正海岸漂着物処理推進法等に基づき,国内における各種対策および国際連携・協力をより一層推進していきたい。

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