[特別講演 ]設計工学の視点から考える映像・通信の現場で使いやすい雲台

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タイトル別名
  • UNDAI to think from the perspective of design engineering
  • トクベツ コウエン セッケイ コウガク ノ シテン カラ カンガエル エイゾウ ・ ツウシン ノ ゲンバ デ ツカイ ヤスイ ウンダイ

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抄録

1995年 1月 17日に発生した阪神・淡路大震災をきっかけに、電話などの通常回線が途切れた被災現場から映像データを安定して送る技術の開発が求められた。以来、約 20年にわたり研究開発を手掛けた「自動方調雲台」は、送受信両サイドで互いの位置を自動で捉え、追い続ける。 2011年 3月 11日の東日本大震災の発生以降は、人力での運搬が可能な軽量化と強度、また衛星波への対応も求められた。携帯電話やインターネット機器が広く普及した現在、これらの通信回線が途絶えるような万が一に備え進化を続ける「自動方調雲台」の有効性と実際に導入された活用現場での有用性について、近年の発生が予測される南海トラフ巨大地震での防災等も念頭に紹介する。同時に、市民マラソンなどのイベント会場での活用についても触れる。

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