Sunflowers, Sardines and Expanding Awareness

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Other Title
  • ひまわり、イワシ、そして覚知の拡大
  • ひまわり、イワシ、そして覚知の拡大 : 身体化から呼応する共身体化過程へ
  • ヒマワリ 、 イワシ 、 ソシテ カク チ ノ カクダイ : シンタイカ カラ コオウ スル キョウ シンタイカ カテイ エ
  • From Embodiment to Responsive Combodying
  • 身体化から呼応する共身体化過程へ

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Abstract

この論文では、フォーカシング指向心理療法の実践の 底流をなすユージン・ジェンドリンの哲学について明 らかにしながら、身体化(embodiment)というテー マを探究していく。またこの論文には仏教思想も少し 取り入れられている。この探究から、共身体化過程 (combodying) という言葉が生み出された。共身体化過 程とは、身体が他の存在と共に、自ら生を生成してい くプロセスを表す用語であり、わたしたちの反省的覚 知(気づき)に先立ち、一瞬一瞬を新たにプロセスし、 生成し、生きることである。共身体化過程の諸側面は、 覚知以前にすでに生起しているという意味で、たいて いの場合、暗在的である。反省的覚知によって共身体 化過程の諸側面についての新たな言い表し(明在化) が可能であるが、こうした言い表しは、共身体化過程 の諸側面がわたしたちの言い表し(明在化)に呼応し ているという意味において、それは単なる「説明」と は異なり、共身体化過程そのものを変異させるものである。

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