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- IKEMI AKIRA
- Kansai University
Bibliographic Information
- Other Title
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- ひまわり、イワシ、そして覚知の拡大
- ひまわり、イワシ、そして覚知の拡大 : 身体化から呼応する共身体化過程へ
- ヒマワリ 、 イワシ 、 ソシテ カク チ ノ カクダイ : シンタイカ カラ コオウ スル キョウ シンタイカ カテイ エ
- From Embodiment to Responsive Combodying
- 身体化から呼応する共身体化過程へ
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Abstract
この論文では、フォーカシング指向心理療法の実践の 底流をなすユージン・ジェンドリンの哲学について明 らかにしながら、身体化(embodiment)というテー マを探究していく。またこの論文には仏教思想も少し 取り入れられている。この探究から、共身体化過程 (combodying) という言葉が生み出された。共身体化過 程とは、身体が他の存在と共に、自ら生を生成してい くプロセスを表す用語であり、わたしたちの反省的覚 知(気づき)に先立ち、一瞬一瞬を新たにプロセスし、 生成し、生きることである。共身体化過程の諸側面は、 覚知以前にすでに生起しているという意味で、たいて いの場合、暗在的である。反省的覚知によって共身体 化過程の諸側面についての新たな言い表し(明在化) が可能であるが、こうした言い表しは、共身体化過程 の諸側面がわたしたちの言い表し(明在化)に呼応し ているという意味において、それは単なる「説明」と は異なり、共身体化過程そのものを変異させるものである。
Journal
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- Japanese Journal of Transpersonal Psychology/Psychiatry
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Japanese Journal of Transpersonal Psychology/Psychiatry 13 (1), 14-23, 2013
Japanese Association for Transpersonal Psychology/Psychiatry
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Details 詳細情報について
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- CRID
- 1390564238109504768
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- NII Article ID
- 130007688219
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- NII Book ID
- AA11448636
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- ISSN
- 2434463X
- 13454501
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- NDL BIB ID
- 024896762
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- Text Lang
- ja
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- Data Source
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- Abstract License Flag
- Disallowed