製菓衛生師を目指す学生による産学連携
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- 櫻井 瞳
- 名古屋文理大短大
書誌事項
- タイトル別名
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- Industry-academia collaboration by students aiming at confectionist hygienists
抄録
<p>【目的】現代社会では,IT機器が一般に広く普及し,長時間にわたってデジタル機器を使っている。目に大きな負担をかけるといわれているブルーライトは,テレビやパソコン,スマートフォンなどから発せられる光に含まれており,多くの人が目の疾患のリスクを抱えているといえる。そこで,M社から目に良い成分を含む食材を使用した五感を刺激するアイケアレシピ開発の依頼を受け,製菓衛生師を目指す本学学生とともに目に良い食材を使用したスイーツのレシピ開発を行った。最終的に成果物としてレシピ本を作成することを目的とした。</p><p>【方法】目に良い成分である,ルテインやアントシアニンを多く含むほうれん草,人参,とうもろこし,ブルーベリーを使用し,食材の効果的な使い方を学んだうえで,レシピ開発に取り組んだ。また,本研究のテーマである“五感を刺激する”レシピを考えるため,味だけではなく,食感,香り,音,外観を考慮したスイーツを考案した。M社の社員を交えての中間発表も行い,頂いたアドバイスも参考に試作を重ねた。</p><p>【結果および考察】最終的に,とうもろこしのババロア,ほうれん草のレアチーズタルト,人参とほうれん草のトリュフ,ブルーベリーのザッハトルテの4種類のレシピを学生が考案した。6回の試作を重ねる中で材料の分量の調整や使用方法の変更,手順の変更,他の材料の追加など,様々な工夫を施し,レシピが改善された。レシピの完成後にM社にて,レシピ本に掲載することとなったババロアとトリュフについてプレゼンテーション,試食会を行い,社員の方から評価をいただいた。試食は好評であり,プレゼンテーションについての評価などもいただいたため,学生にとっても貴重な経験になったと考える。</p>
収録刊行物
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- 日本調理科学会大会研究発表要旨集
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日本調理科学会大会研究発表要旨集 31 (0), 187-, 2019
日本調理科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390564238112099456
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- NII論文ID
- 130007695704
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可