排泄姿勢の違いが呼吸機能に及ぼす影響

DOI Web Site Web Site 参考文献4件 オープンアクセス
  • 田代 大祐
    神戸学院大学 総合リハビリテーション学部 作業療法学科 国際医療福祉大学大学院 医療福祉学研究科 保健医療学専攻
  • 中原 雅美
    国際医療福祉大学大学院 医療福祉学研究科 保健医療学専攻
  • 北島 栄二
    国際医療福祉大学大学院 医療福祉学研究科 保健医療学専攻
  • 金子 秀雄
    国際医療福祉大学大学院 医療福祉学研究科 保健医療学専攻
  • 原口 健三
    国際医療福祉大学大学院 医療福祉学研究科 保健医療学専攻

書誌事項

タイトル別名
  • Comparison of Breathing Functions When Adopting 2 Different Excretion Postures
  • ハイセツ シセイ ノ チガイ ガ コキュウ キノウ ニ オヨボス エイキョウ

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抄録

<p>〔目的〕本研究は排泄姿勢である直立座位と前傾座位で呼吸機能を比較し,安楽な排泄姿勢を検討することを目的とした.〔対象と方法〕健常成人30名を対象とし,直立座位と前傾座位の2つの姿勢における呼吸機能,胸部・腹部周径,主観的安楽感を測定して比較した.〔結果〕直立座位は予備吸気量,最大吸気量が高値で吸気を高める姿勢であり,前傾座位は予備呼気量が高値で呼気を高める姿勢であった.また,前傾座位は直立座位より胸部(腋下部,剣状突起部)周径が広く,前傾座位の方が「安楽である」と回答するものが多かった.〔結語〕2つの排泄姿勢は肺活量に差はないものの,呼気量・吸気量に変化をもたらした.前傾座位が直立座位より安楽感を得る姿勢であることが明らかとなったが,安楽感をもたらす理由については更なる検討が必要である.</p>

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