開口部形質細胞症を考えた穿掘性陰部潰瘍の 1 例
書誌事項
- タイトル別名
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- A Case Leading to Undermining Genital Ulcer that Made Us Suspect Plasma Cell Balanitis
抄録
<p>60歳代,男性。初診の 2 ヶ月前より,亀頭部に疼痛を伴う穿掘性の潰瘍が出現。病理組織では,潰瘍および真皮内に稠密な形質細胞浸潤を認め,開口部形質細胞症と診断した。タクロリムス軟膏の外用開始後,亀頭部の潰瘍の縮小を認めた。本疾患は,包茎に伴う尿などの貯留の刺激により発症すると考えられている。カルシニューリン阻害剤が著効したという報告が複数あり, T 細胞による免疫応答でB細胞による液性免疫が活性化したという機序も考えられる。自験例では包茎はみられなかったが,結節性多発動脈炎の既往があり, T 細胞や形質細胞が活性化しやすい環境があったため穿掘性陰部潰瘍をきたし,タクロリムス軟膏による治療で T 細胞の活性が抑制されて潰瘍が改善したと思われる。 (皮膚の科学,18 : 110-115, 2019)</p>
収録刊行物
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- 皮膚の科学
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皮膚の科学 18 (2), 110-115, 2019
日本皮膚科学会大阪地方会・日本皮膚科学会京滋地方会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390564238116655488
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- NII論文ID
- 130007696906
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- ISSN
- 18839614
- 13471813
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可