10年間にわたる津軽海峡鯨類目視調査にもとづく鯨類出現の季節性と経年変化

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タイトル別名
  • Seasonal variability and yearly trend of cetacean encounters in decadal sighting survey in the Tsugaru Strait, Japan
  • 10ネンカン ニ ワタル ツガル カイキョウ クジラルイ モクシ チョウサ ニ モトズク クジラルイ シュツゲン ノ キセツセイ ト ケイ ネンヘンカ

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抄録

<p>10年間通年にわたって津軽海峡で実施している鯨類目視調査計375回で発見された全鯨種について集計し、その出現の季節性と経年変化を検討した。この期間に発見された鯨類は1,876群19,065頭となり、カマイルカ、イシイルカ、ネズミイルカ、ミンククジラ、ハンドウイルカ、マイルカ、シャチの少なくとも7種類の鯨類が発見された。シャチを除く6種が4月~6月に発見頭数のピークを迎えた。一方8月~10月はどの種も遭遇率が少なく、カマイルカとネズミイルカを除く5種は、10年間に1度もこの時期の発見がなかった。ネズミイルカは、遭遇率が年々有意に増加していた。マイルカとハンドウイルカは2004年以降発見されなくなった。一方、シャチは2009年以降に発見されるようになった。</p>

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