08測-12-ポ-44 反復横跳びにおける下肢筋の筋発揮特性

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<p> 反復横跳びは新体力テストの測定項目の一つであり、連続した横方向への切り返し運動であるため、短時間で主働筋と拮抗筋の切り替えが繰り返される。そのため記録向上には方向変換のために重心移動のみでなく、主働筋と拮抗筋の調整能の向上も必要であると考えられる。これまで単発の切り返し運動については多く研究されてきたが、横方向への切り返しが連続する運動については十分な検討が行われていない。そこで本研究では、反復横跳びに関わる下肢6筋の筋電図を導出し、フェイズごとに各筋の筋活動と主働筋と拮抗筋の筋発揮特性を明らかにすることを目的とした。健常な大学生を対象に、左脚の内側広筋、外側広筋、大腿二頭筋長頭、前脛骨筋、腓腹筋内側、腓腹筋外側に電極を貼付し、自作の装置上で反復横跳びを実施した。その結果、大腿部の方が下腿部に比べて同時活性が小さい傾向にあった。また大腿部では進行方向の影響を受ける傾向があったが、下腿部にはその傾向がなかった。したがって反復横跳びのような横方向移動においては、大腿部での調整能がより重要となる可能性が示された。</p>

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Details 詳細情報について

  • CRID
    1390565134808614528
  • NII Article ID
    130007770295
  • DOI
    10.20693/jspehss.70.241_1
  • ISSN
    24241946
  • Text Lang
    ja
  • Data Source
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • Abstract License Flag
    Disallowed

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