横-大学生-04 全日本高校・大学ダンスフェスティバル神戸受賞作品における大学生の鑑賞力
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- 髙橋 和子
- 静岡産業大学
抄録
<p> 創作ダンス作品の特徴的な観点を未経験者はどのように捉えるのかを明らかにする事が目的である。全日本高校・大学ダンスフェスティバル神戸(1987年発足.以下,AJDF)では、作品を8観点「創作作品の完成度の高さ」「生き生きした生命力あふれる表現」「新境地を切り開く独創的な発想の探求」「主題にふさわしい斬新な動きの発見」「感性にあふれた優れた動きのテクニック」「クロスカルチャーへの新しい挑戦」「主題にふさわしい演出効果の工夫」で評価している。決選審査員12名の「高得点順・該当観点別」に受賞が決まる。このAJDFの大会前に、創作ダンスがほぼ未経験な大学生に4作品を生で鑑賞させ、8観点で評価させた。その結果、4作品とも受賞した観点と大学生が選択した観点は一致していた。このことから、ダンス未経験者であっても鑑賞力は備わっており、その背景にはこれまでの生活経験があることや、ダンサー達の伝えたい思いが表情や息遣いにまで現出し、生のダンスの迫力を実感した事も起因していると考えられる。更にAJDFが設定している創作ダンスの観点は、専門的知識がなくとも多くの人の共通理解につながると推測された。</p>
収録刊行物
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- 日本体育学会大会予稿集
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日本体育学会大会予稿集 70 (0), 82_2-82_2, 2019
一般社団法人 日本体育学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390565134808651520
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- NII論文ID
- 130007770677
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- ISSN
- 24241946
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可