05バ-12-ポ-40 異なる重量でのスナッチ挙上動作技術の検討

説明

<p> ウエイトリフティング競技のスナッチ種目は、1秒以内で高重量のバーベルを挙上するための挙上技術と下肢での爆発的な筋力発揮が必要となる。本研究は、スナッチ種目における異なる重量での下肢三関節トルク発揮の特徴について明らかにすることを目的とした。男子ウエイトリフティング選手18名(年齢:19.8±2.4歳、身長:1.71±0.06m、体重:92.8±24.0kg、スナッチ記録:124.6±20.7kg)が本研究に参加し、異なる重量でのスナッチの試技を行なった。挙上中のキネマティクス及びキネティクスデータは、光学式動作分析システム(250Hz)とフォースプレート(2kHz)を用いて収集した。分析区間は、バーベル離地から頭上までバーベルを持ち上げた瞬間までとした。熟練者及び未熟練者は、バーベル重量が重くなるに伴い引き上げ初期の1st Pull局面でより大きな股関節伸展トルク発揮を行なっていた。熟練者は、未熟練者と比べてバーベル重量が重くなるに連れて、膝関節外反トルクも大きい傾向を示した。より重いバーベルを挙上するためには、股関節伸展トルク発揮だけではなく膝関節外反トルク発揮を同時に行なう重要性を示唆した。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390565134808801920
  • NII論文ID
    130007770256
  • DOI
    10.20693/jspehss.70.187_2
  • ISSN
    24241946
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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