日本人成人におけるスクリーンタイムの座位行動に関連する社会人口統計学的要因および身体的特徴―地域住民を対象とした横断研究

DOI Web Site

書誌事項

タイトル別名
  • Sociodemographic and anthropometric factors associated with screen-based sedentary behavior among Japanese adults: a population-based cross-sectional study
  • 日本人成人におけるスクリーンタイムの座位行動に関連する社会人口統計学的要因および身体的特徴 : 地域住民を対象とした横断研究 : Journal of Epidemiologyに掲載された英語論文の日本語による二次出版
  • ニホンジン セイジン ニ オケル スクリーンタイム ノ ザイ コウドウ ニ カンレン スル シャカイ ジンコウ トウケイガクテキ ヨウイン オヨビ シンタイテキ トクチョウ : チイキ ジュウミン オ タイショウ ト シタ オウダン ケンキュウ : Journal of Epidemiology ニ ケイサイ サレタ エイゴ ロンブン ノ ニホンゴ ニ ヨル ニジ シュッパン
  • Secondary publication in Japanese language of an original English article published in the Journal of Epidemiology
  • Journal of Epidemiologyに掲載された英語論文の日本語による二次出版

この論文をさがす

抄録

<p><tt>目的：健康リスクに影響を与えるスクリーンタイム(テレビ視聴やコンピューターの使用)の座位行動に関連する要因の検討が求められている。そこで本研究では，日本人成人におけるスクリーンタイムの座位行動と体重・体格および社会人口統計学的要因との関連を検討した。</tt></p><p><tt>方法：日本の</tt>2<tt>つの地域に居住する</tt>40<tt>～</tt>69<tt>歳の地域住民</tt>1,034<tt>名に対し横断調査を実施した。自己記入式質問紙にて社会人口統計学的要因，身長，体重およびスクリーンタイムの座位行動時間を調査した。</tt>BMI<tt>および</tt>20<tt>歳時からの体重増加によるスクリーンタイムの違いを</tt>Mann-Whitney<tt>の</tt>U<tt>検定にて検討した。また，ロジスティック回帰分析により，スクリーンタイムに関連する社会人口統計学的要因を検討した。</tt></p><p><tt>結果：平均年齢(標準偏差)は男性で</tt>55.6<tt>(</tt>8.4<tt>)歳，女性で</tt>55.3<tt>(</tt>8.4<tt>)歳，週あたりのスクリーンタイムの中央値(</tt>25<tt>パーセントタイル</tt>-75<tt>パーセントタイル)は男性で</tt>832.0<tt>(</tt>368.8-1263.1<tt>)分，女性で</tt> 852.6<tt>(</tt>426.0- 1307.5<tt>)分であった。</tt>20<tt>歳からの体重増加が</tt>10 kg<tt>以上の者は，</tt>10 kg<tt>未満の者よりスクリーンタイムが長かった(</tt>P = 0.08<tt>)。独身者，仕事に就いていない者は，よりスクリーンタイムが長かった。また，</tt>40<tt>～</tt>49<tt>歳の者はそれ以上の者よりもスクリーンタイムが短かった。</tt></p><p><tt>結論：本研究の結果は，特に高齢者，独身者，仕事に就いていない者に対するスクリーンタイムの座位行動を減少させるための対策の必要性を示している。</tt></p>

収録刊行物

キーワード

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ