Juvenile Tillaux骨折に対し関節鏡補助下に骨接合術を行った1例

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タイトル別名
  • Osteotynthesis with ankle arthroscopy for Juvenile Tillaux fracture. A case report

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説明

<p>今回我々は発生が比較的稀とされているJuvenile Tillaux骨折の1例に対し関節鏡補助下に骨接合術を行ったので報告する.症例は13歳,女子,ドッジボール中に転倒し受傷,Juvenile Tillaux骨折の診断で観血的骨接合術を施行した.手術は足関節前外側アプローチで骨折部を展開し整復を行い,透視で整復位を確認した.続いて関節鏡を行い,関節面の離開,段差がないことを確認し,整復位を保ったまま3.0mmキャニュレイテッドキャンセラススクリュー1本を用いて固定を行った.術後8週間で全荷重を開始し術後2ヵ月でCTにて骨癒合が確認されたので抜釘を行った.抜釘時に,関節鏡を用いて関節面を観察したが,骨折部は離開や段差なく骨癒合が得られていた.Juvenile Tillaux骨折の治療において,関節鏡の併用は関節面の正確な整復という点で有用であると考えた.</p>

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