ICUにおけるリハビリテーション医療に必要なリスク管理

  • 山田 尚基
    東京慈恵会医科大学リハビリテーション医学講座
  • 新見 昌央
    東京慈恵会医科大学リハビリテーション医学講座
  • 安保 雅博
    東京慈恵会医科大学リハビリテーション医学講座

書誌事項

タイトル別名
  • Risk Management for the Rehabilitation Medical Care in ICU
  • ICU ニ オケル リハビリテーション イリョウ ニ ヒツヨウ ナ リスク カンリ

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説明

<p>ICU患者の多くは重症疾患を有し,しばしば複数の併存疾患を伴う.そのため,全身状態が不安定で人工呼吸器,体外循環回路や多くの血管作動薬が使用される.また一方で,負荷量が大きすぎると全身状態を悪化させる危険もある.リハビリテーション治療によって合併症を引き起こさないように患者の疾患や病態に応じて,許容できる最大限の負荷量での訓練を組み立てなければならない.急性期リハビリテーション治療によるリスクとベネフィットを天秤にかけ,リスクを回避しながら最良の効果発現をめざすべきである.ここでは,高い安全管理が求められる救命救急患者に対するリハビリテーション医療のリスク管理と施行方法について解説する.</p>

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