ナシ花梗部を発病再現させるための黒星病菌分生子の接種方法の検討

  • 金子 洋平
    千葉県農林総合研究センター 現在 千葉県印旛農業事務所
  • 福田 寛
    千葉県農林総合研究センター

書誌事項

タイトル別名
  • Examination of Inoculation Method for Reproduction of Japanese Pear Scab Symptom at Peduncle
  • ナシ カコウブ オ ハツビョウ サイゲン サセル タメ ノ クロボシ ビョウキン ブン ナマコ ノ セッシュ ホウホウ ノ ケントウ

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抄録

<p>ナシ鱗片脱落後に中心花の花梗部に黒星病が発病している事例がみられる場合がある。これは,外側から8~9枚目の内側鱗片が黒星病菌に感染した場合,鱗片内から花梗組織に分生子を介して感染し,かつ本菌が芽基部組織まで到達する前に罹病鱗片が脱落することで起こるのではないかと推論されている。そこで,この推論を考察するため,花梗組織に本菌を感染させるための鱗片への接種方法を検討した。その結果,内側鱗片に本菌の分生子懸濁液を塗布することで,翌春に花梗部を発病させることができた。</p>

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