インドネシア洪水多発地域の環境改善に向けた計画論的考察

書誌事項

タイトル別名
  • Planning Theory Based Study for Improvement of Environmental Situation of Frequent Flood Areas in Indonesia
  • インドネシア コウズイ タハツ チイキ ノ カンキョウ カイゼン ニ ムケタ ケイカクロンテキ コウサツ

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説明

<p>本報は,インドネシアの洪水多発地域の被害状況を報告するとともに,その要因を気象条件のみに単純化するのではなく,背景にある沿線住民の統制困難な行動や,その背景にある社会構造的課題を現地調査によって把握した成果をとりまとめた。そして,開発理論の体系的整理に基づき,現地踏査の成果から今後取り得る対応策について検討した。その結果,政府は施策の透明性を高め,住民の利己的な行動を統制しつつ,住民に対して地域の環境改善のために意識・行動変容を促すことが唯一考えられる方法であると推察された。そのためには,必要に応じて外部から指導者を動員しつつ,環境リスクや制約条件,施策の優先順位を政府と住民が共有できる機会を設ける必要がある。</p>

収録刊行物

  • 農業農村工学会誌

    農業農村工学会誌 80 (12), 1001-1004,a2, 2012

    公益社団法人 農業農村工学会

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