石英のカソードルミネッセンスを用いたチクシュルーブ クレーターの基盤岩の圧力推定
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- 谷 理帆
- 広島大学
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- 富岡 尚敬
- JAMSTEC
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- 鹿山 雅裕
- 東北大学
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- 常 昱
- 東京大学
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- 西戸 裕嗣
- 岡山理科大学
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- Das Kaushik
- 広島大学
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- Rae Auriol
- インペリアル・ カレッジ・ロンドン
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- Ferriere Ludovic
- ウィーン自然史博物館
書誌事項
- タイトル別名
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- Estimation of shock pressure in basement rocks of the Chicxulub crater using cathodoluminescence spectroscopy of quartz
説明
巨大隕石クレーター形成モデルに制約を与えることを目的として、IODP 364次航海で掘削されたチクシュルーブ・クレーターのコア試料について、石英のカソードルミネッセンス分光分析を行った。衝撃を受けた石英は、青色発光ピーク強度が衝撃圧力上昇とともに増加することが実験によって示されている。衝撃回収試料を用いて圧力キャリブレーションを行い、それを元にチクシュルーブ基盤岩の花崗岩試料の衝撃圧力を推定した。その結果、いずれの試料も衝撃圧力は約15-20GPaの範囲にあることが明らかになった。試料の掘削深度による衝撃圧力の減衰は小さいものの、海底下深度1100–1200m付近ではわずかに圧力が高く、ピークリング形成時に基盤岩が大きく撹乱された影響を受けていると考えられる。
収録刊行物
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- 日本鉱物科学会年会講演要旨集
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日本鉱物科学会年会講演要旨集 2017 (0), 145-, 2017
一般社団法人日本鉱物科学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390565134816905856
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- NII論文ID
- 130007785881
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可