LA-ICP-MSによるメルト包有物の鉛同位体比の高精度局所分析

DOI
  • 浜田 盛久
    海洋研究開発機構・地球内部物質循環研究分野
  • 木村 純一
    海洋研究開発機構・地球内部物質循環研究分野
  • 常 青
    海洋研究開発機構・地球内部物質循環研究分野
  • 羽生 毅
    海洋研究開発機構・地球内部物質循環研究分野
  • 牛久保 孝行
    海洋研究開発機構・高知コア研究所
  • 清水 健二
    海洋研究開発機構・高知コア研究所
  • 伊藤 元雄
    海洋研究開発機構・高知コア研究所
  • 小澤 恭弘
    東京工業大学・地球惑星科学専攻
  • 岩森 光
    海洋研究開発機構・地球内部物質循環研究分野 東京工業大学・地球惑星科学専攻

書誌事項

タイトル別名
  • High-precision <i>in situ</i> analysis of Pb isotopes in melt inclusions by LA-ICP-MS

抄録

現在,我々は同一のメルト包有物から多元素・多同位体比の情報を得ることにより,地球内部の物質循環を解明する研究を進めている.この研究の一環で,南太平洋のクック・オーストラル諸島にあるラロトンガ島の玄武岩中のカンラン石メルト包有物の鉛同位体比を高精度に局所分析したので,ここに予察的な結果を報告する.分析は,フェムト秒レーザーを用いたレーザーアブレーション誘導結合プラズマ質量分析法(LA-ICP-MS)によって行われた.この分析法では,濃度<10 ppmという鉛濃度の低い試料の鉛同位体比を,クレーター径・深度約30 μmで高精度に分析することが可能である.このため,同一のメルト包有物から更に主要元素や微量元素の分析を行うことが可能である.

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390565134816921088
  • NII論文ID
    130007785991
  • DOI
    10.14824/jakoka.2017.0_4
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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