位相計測に基づく電力系統の同期化力・慣性推定のための位相情報選択に関する検討

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タイトル別名
  • Investigation on Phasor Measurement Point for Estimation of Synchronizing Torque and System Inertia of Power System Based on Phasor Measurements

抄録

<p>近年導入が加速している太陽光発電はインバータ連系型の電源であり,同期発電機と異なり慣性を持たないため,電力系統における需給バランスが崩れた際の周波数変動を抑える働きを持たない。こうした電源の増加に伴い系統全体の慣性が低下してきており,周波数変動の増大が懸念される。本稿では,西日本電力系統で観測される系統間動揺である弱制動の広域動揺モードに着目し,系統を二地域に分けて二機系統モデルで表現することで,位相計測装置で取得できる位相情報および潮流情報を用いてそれぞれの発電機群の慣性を推定している。このとき,選択する位相情報によって推定誤差が拡大することを示し,精度よく推定するための選定方法を提示する。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390565134817946752
  • NII論文ID
    130007788133
  • DOI
    10.11527/jceeek.2019.0_164
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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