ダイズ品種里のほほえみの関東南部での栽培に関する研究

書誌事項

タイトル別名
  • Study on the Cultivation of Soybean Cultivar, “Satonohohoemi” in South Kanto
  • ダイズ ヒンシュ サト ノ ホホエミ ノ カントウ ナンブ デ ノ サイバイ ニ カンスル ケンキュウ

この論文をさがす

抄録

<p>ダイズ品種里のほほえみが関東南部でも栽培可能か検討するため,最適な播種期と栽植密度について調査し,さらに東日本で栽培されている主な品種と生育,収量の違いを比較した.里のほほえみは6月に播種しても7月に播種しても子実収量や子実タンパク質含有率はほとんど変わらなかった.7月播種で子実収量が低下しない要因のひとつは6月播種に比べ7月播種で1莢粒数と1節当たりの莢数が増加することが挙げられる.また,7月播種では1 m2当たり11.1個体と22.2個体の栽植密度では子実収量や子実タンパク質含有率に差がなかった.莢先熟は7月播種ではほとんど発生しなかったが,6月播種では2017年の栽培で多くの個体で発生した.これらのことから,関東南部で里のほほえみを栽培するには7月播種で1 m2当たり11.1個体の栽植密度にするのがよいと考えられた.里のほほえみはエンレイ,タチナガハ,あやこがね等の品種に比べ主茎の直径が太く,最下着莢節位高が高く,莢先熟の発生も少ないことが明らかになった.さらに,供試した品種と同等かそれ以上の子実収量と子実タンパク質含有率を示したことから,関東南部でも栽培可能な品種であると考えられた.</p>

収録刊行物

参考文献 (3)*注記

もっと見る

関連プロジェクト

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ