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- 井口 高志
- 東京大学人文社会系研究科
書誌事項
- タイトル別名
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- The Significance of Local Community in Dementia Care Practices: Focusing on Preserving and Deconstructing the Coherent Identity of People with Dementia
- 認知症ケアにおける地域の意義 : 認知症の人の一貫性の維持と緩和に注目して
- ニンチショウ ケア ニ オケル チイキ ノ イギ : ニンチショウ ノ ヒト ノ イッカンセイ ノ イジ ト カンワ ニ チュウモク シテ
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抄録
<p>近年、認知症フレンドリーコミュニティという表現に見られるように、認知症をめぐる課題を考えていく上で、地域やコミュニティの創出に期待がかけられるようになってきている。本稿では、そうした地域やコミュニティがいかなる意義を持ち、いかなる課題を抱えるのかを、筆者がこれまで取り上げてきた認知症の人を介護する家族や、本人と家族を支援するケア実践の事例を振り返ることを通じて考える。認知症ケアにおいて課題となってくる認知症の本人の姿の一貫性の維持と緩和において、「できること」を広げる地域は大きな役割を果たしうる。だが、そこが進行していく認知症の人も含めて包摂する場となりうるかどうかは、認知症になることの当事者性がどのように捉えられていくかと関連していることが示唆される。</p>
収録刊行物
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- 保健医療社会学論集
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保健医療社会学論集 29 (2), 27-34, 2019-01-31
日本保健医療社会学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390565134824697216
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- NII論文ID
- 130007792650
- 120007053591
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- NII書誌ID
- AA12158121
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- ISSN
- 13478931
- 21898642
- 13430203
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- HANDLE
- 2261/0002000225
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可