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- 森 勇太
- 関西大学
書誌事項
- タイトル別名
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- Regional Differences in the Use of Imperative Expressions During the Late Edo Period: A Comparison of Kyō, Ōsaka, Owari, and Edo
- 近世後期洒落本に見る行為指示表現の地域差 : 京・大坂・尾張・江戸の対照
- キンセイ コウキ シャレホン ニ ミル コウイ シジ ヒョウゲン ノ チイキサ : キョウ ・ オオサカ ・ オワリ ・ エド ノ タイショウ
- ──京・大坂・尾張・江戸の対照──
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抄録
<p>本稿では,近世後期に見られる洒落本の行為指示表現について,京・大坂・尾張・江戸の4地点の状況を対照し,その地域差について考察した。敬語を用いない形式群を非敬語グループ,敬語オを用いた形式群をオグループ,敬語を用いた形式群を敬語グループとすると,上方は各グループの多様な形式を用いているが,江戸はほとんどが敬語グループであった。尾張は敬語形式の多様性は上方と類似しているが,敬語グループの頻度が高いことは江戸と共通していた。この地域差について,京・大坂では,敬語グループと他の形式,特にオグループを併用することが通常の運用となっているのに対し,江戸では丁寧体を基調とするスタイルにおいて,行為指示表現が「お─なんし」等少数の形式に限定される傾向にあり,中間的な尾張の運用は,心的距離や発話意図によって併用することがあるものの,全体的には敬語グループに偏っており,江戸に近い運用と位置づけられることを述べた。</p>
収録刊行物
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- 日本語の研究
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日本語の研究 15 (2), 69-85, 2019-08-01
日本語学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390565134824858368
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- NII論文ID
- 130007793997
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- NII書誌ID
- AA11998386
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- ISSN
- 21895732
- 13495119
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- NDL書誌ID
- 029912694
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可