血球貪食症候群を伴い,皮膚ループスバンドテストが診断に有用であった血清抗核抗体陰性のSLEの一例

  • 冨田 大介
    近畿大学医学部附属病院 血液・膠原病内科
  • 志賀 俊彦
    近畿大学医学部附属病院 血液・膠原病内科
  • 田崎 知江美
    近畿大学医学部附属病院 血液・膠原病内科
  • 野﨑 祐史
    近畿大学医学部附属病院 血液・膠原病内科
  • 船内 正憲
    近畿大学医学部附属病院 血液・膠原病内科
  • 松村 到
    近畿大学医学部附属病院 血液・膠原病内科

書誌事項

タイトル別名
  • A case of seronegative systemic lupus erythematosus complicated by hemophagocytic syndrome in which lupus-band test was useful for diagnosis

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説明

<p> 症例 30歳,男性.5年前頃から皮疹と関節痛の増悪と改善を繰り返し,3週間前から増悪を認め入院となった.血球貪食症候群を認め,全身性エリテマトーデス(SLE)等の膠原病が疑われたが各種自己抗体は抗核抗体を含め陰性であった.しかし,皮膚ループスバンドテスト(LBT)の陽性所見からSLEと診断された.本例のように血清抗核抗体が陰性だが,臨床的にSLEが疑われる場合は,LBTを含む病理組織学的検査を施行することが重要と考えられた.</p>

収録刊行物

  • 臨床リウマチ

    臨床リウマチ 31 (4), 307-313, 2019-12-30

    一般社団法人 日本臨床リウマチ学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390565134825807360
  • NII論文ID
    130007795101
  • DOI
    10.14961/cra.31.307
  • ISSN
    21890595
    09148760
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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