<p>本研究は,旋削中のせん断域を含む切りくず裏面の温度分布の変化から旋削状態を認識しようとするものである.ここでは,市販の赤外線サーモグラフィーカメラに自作の望遠マイクロスコープを組み込み,切削点から250 mm離れた位置から生成中の切りくず裏面の領域を拡大撮影し温度分布を計測したところ,切りくずの両側面の温度は中央部に比較して高く,工具摩耗状態により温度分布に差が生じることについて報告する.</p>
Proceedings of JSPE Semestrial Meeting 2019A (0), 36-37, 2019-08-20
The Japan Society for Precision Engineering