コンクリートの収縮メカニズムに基づくRC壁のひび割れ制御法の進化

書誌事項

タイトル別名
  • Evolution of Crack Control Method for RC Walls Based on Shrinkage Mechanism of Concrete
  • コンクリート ノ シュウシュク メカニズム ニ モトズク RCヘキ ノ ヒビワレ セイギョホウ ノ シンカ

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説明

<p>本稿に示す改良型鉄筋挿入工法は,RC造耐震壁の乾燥収縮ひび割れ対策として,壁表面に設けた切欠き目地と目地位置の壁中に異形鉄筋を用いたひび割れ誘発材,および壁縦筋を同一断面上に配筋するもので,壁の乾燥収縮ひび割れを目地位置に誘発するとともに,耐震壁の剛性,せん断耐力および曲げ耐力を,目地の無い壁と同等にするものである。その有効性について模型試験体による構造実験等で検証した。その結果,本工法は目地位置に異形鉄筋のひび割れ誘発材を配筋することで切欠き目地によるコンクリートの断面欠損を補い,目地の無い壁と同等の耐力,剛性を与えることを確認した。また,本工法の実建物での検証結果,および目地部の挙動を考慮して新たに開発した目地充填材等について述べる。</p>

収録刊行物

  • コンクリート工学

    コンクリート工学 57 (3), 198-206, 2019

    公益社団法人 日本コンクリート工学会

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