地域住民を対象とした予防リハビリ教室の介入方法

書誌事項

タイトル別名
  • An Approach to Delivering Prophylactic Rehabilitation Interventions to Individuals in a Rural Area
  • チイキ ジュウミン オ タイショウ ト シタ ヨボウ リハビリ キョウシツ ノ カイニュウ ホウホウ

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抄録

近年の要介護,要支援者人口の増加,および平均寿命と健康寿命の差が問題視されている中1),市の地域包括支援センター協力の元,平成28年度より地域住民を対象とした予防リハビリ教室を開始した。平成28年度に1年間を通して実施した結果,次の4点の課題が明らかになった。1.1回あたりの参加者が平均4.6人と少ない事,2.男女比=1:9と男性参加率が低い事,3.各地域あたり1度の開催であるため参加後の状態を把握ができていない事,4.教室後のアンケート結果によると,自宅での運動継続率が42.5%との割合が低い事,である。そこで平成29年度の教室に向け市の地域包括支援センターと改善方法を検討し実施した。1および2の課題に対して,教室の内容紹介と開催予定日を市の広報誌,回覧板へ掲載した。また自治体の方にも協力依頼お願いし参加者を呼びかけた。3および4の課題に対して,4月より教室の回数を増やし,また各地域にて1度のみの開催を4回継続にて実施した。加えて参加者の身体面の評価,把握の為に握力,片脚立位,膝伸展筋力の客観的評価を実施した。これらの活動を通して参加人数の増加,教室後,自宅での訓練も続けている参加者数の増加が明らかになった。しかし,参加者の男女比の問題など未解決であり,今後も市の地域包括支援センターと協力し,より参加者に役立つ教室を目指したい。

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参考文献 (1)*注記

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