子宮動脈塞栓術後に癒着胎盤を生じた1 例
Abstract
症例は24 歳の未産婦.凍結融解胚移植にて妊娠成立したが自然流産となった.その後子宮内仮性動脈瘤を生じ,子宮動脈塞栓術が施行された.7 か月後,凍結融解胚移植で再度妊娠成立.妊娠34 週でMRI 検査を施行し,癒着胎盤と診断した.妊娠38 週1 日に選択的帝王切開術を施行し,胎盤を一部遺残させて子宮を縫合した.遺残胎盤は縮小傾向で,経過良好である.癒着胎盤の危険因子としては既往帝切後妊娠における前置胎盤などが挙げられる.子宮動脈塞栓術は末梢虚血から子宮内膜の変化を来し,癒着胎盤の原因となる可能性が指摘されている.子宮動脈塞栓術後の妊娠においては,癒着胎盤の可能性を念頭に置いて診療を行うべきである.
Journal
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- The Medical Journal of Matsue City Hospital
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The Medical Journal of Matsue City Hospital 23 (1), 58-60, 2019
Matsue City Hospital
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Details 詳細情報について
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- CRID
- 1390565134838407296
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- NII Article ID
- 130007814574
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- ISSN
- 24348368
- 13430866
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- Text Lang
- ja
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- Data Source
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- JaLC
- CiNii Articles
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- Abstract License Flag
- Disallowed