けい酸塩系表面含浸材を塗布したモルタルの硫酸劣化に関する基礎的検討

  • 大嶋 俊一
    金沢工業大学 バイオ・化学部応用化学科(〒921-8501石川県野々市市扇が丘7-1)
  • 大溝 尚英
    元金沢工業大学 大学院バイオ・化学専攻(〒921-8501石川県野々市市扇が丘7-1)
  • 宮里 心一
    金沢工業大学 工学部環境土木工学科(〒921-8501石川県野々市市扇が丘7-1)
  • 黒岩 大地
    富士化学株式会社 テクニカルセンターチーム21(〒509-9132岐阜県中津川市茄子川中垣外1683-1880)

書誌事項

タイトル別名
  • FUNDAMENTAL STUDY SULFURIC ACID DEGRADATION ON MORTAR IMPREGNATED WITH SILICATE-BASED SURFACE PENETRANTS

説明

<p>けい酸塩系表面含浸材の塗布が硫酸劣化に及ぼす影響について検討することを目的に、2種類のけい酸塩系表面含浸材を塗布したモルタル試験体を用いて、硫酸劣化後の透水抑制効果や中性化深さ、硫酸イオン侵入量、表層のビッカース硬さ測定を行った。けい酸ナトリウム系表面含浸材を塗布した場合、硫酸劣化後の表層に難溶性化学種が残存することにより表層の多孔化が抑制され、透水量や酸による中性化深さ、硫酸イオン侵入量が抑制されることが示唆された。その結果、硫酸劣化後においても表面含浸材の改質効果は得られることが示唆された。</p>

収録刊行物

参考文献 (6)*注記

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