3パートTAE (Thinking at the Edge) と ウェブサイト「TAEリフレクション」

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書誌事項

タイトル別名
  • Three-part TAE and Website “TAE Reflection”

抄録

TAE(Thinking at the Edge)は、ジェンドリンとヘンドリクスがフォーカシングを発展させて考案した意味感覚(フェルトセンス)から論理システム(理論)を構築する方法である。筆者は、主に日本と台湾で、TAEの紹介と普及をおこなってきたが、その過程で多くの困難に直面した。 ジェンドリンの暗在性哲学に由来する概念の理解が難しいこと、TAEの全体イメージがつかみにくく各手順の機能がわかりにくいこと、手順が 14 ステップあり煩雑なことなどである。筆者は、これらの困難に対処するため、概念理解を助けるためのワークを考案したり、書き込みながらTAE手順が進められる「TAEシート」を開発したりしてきた。近年は、ウェブサイトを開設し、 「TAEシート」を公開しダウンロードできるようにしている。また、最近は、筆者の洞察を加えたTAE手順を3パートに分割した形式「3パートTAE」で紹介することにより、より多くの人にTAEが理解されるよう努めている。本稿では、これらの活動を報告する。

収録刊行物

  • 開智国際大学紀要

    開智国際大学紀要 19 (0), 167-175, 2020

    学校法人 開智学園 開智国際大学

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390565134844235392
  • NII論文ID
    130007826352
  • DOI
    10.24581/kaichi.19.0_167
  • ISSN
    24334618
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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