敗血症性ショック治療中にアナフィラキシーショックを発症した一症例

書誌事項

タイトル別名
  • A case of anaphylaxis during septic shock treatment

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説明

<p></p><p>アナフィラキシーショックは,早期診断と治療が求められる。症例は,70歳代男性で,虚血性腸炎による穿孔性腹膜炎の診断で右半結腸切除,人工肛門造設術を施行した。敗血症性ショックで,手術中から血圧維持のためにバソプレシン,ノルアドレナリンの持続投与を必要としていた。血小板輸血によるアナフィラキシーショックを併発したが,気管挿管,人工呼吸管理中で,臨床症状の発見と診断に時間を要した。治療にアドレナリン投与が有効であった。</p><p></p>

収録刊行物

  • 蘇生

    蘇生 39 (1), 16-19, 2020-04-01

    日本蘇生学会

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