糖尿病合併症の実態とその抑制に関する大規模観察研究ベースライン時の口腔所見JDCP study 6

DOI
  • 稲垣 幸司
    日本糖尿病学会 愛知学院大学短期大学部歯科衛生学科 愛知学院大学歯学部歯周病学講座
  • 菊池 毅
    愛知学院大学歯学部歯周病学講座
  • 野口 俊英
    愛知学院大学歯学部歯周病学講座
  • 三谷 章雄
    愛知学院大学歯学部歯周病学講座
  • 成瀬 桂子
    日本糖尿病学会 愛知学院大学歯学部内科学講座
  • 松原 達昭
    日本糖尿病学会 愛知学院大学歯学部内科学講座
  • 川浪 雅光
    札幌北ビル歯科クリニック
  • 根岸 淳
    北海道大学病院高次口腔医療センター
  • 古市 保志
    北海道医療大学歯学部口腔機能修復・再建学系歯周歯内治療学分野
  • 根本 英二
    東北大学大学院歯学研究科歯内歯周治療学分野
  • 山田 聡
    東北大学大学院歯学研究科歯内歯周治療学分野
  • 吉江 弘正
    新潟大学大学院医歯学総合研究科歯周診断再建学分野
  • 多部田 康一
    新潟大学大学院医歯学総合研究科歯周診断再建学分野
  • 富田 幸代
    東京歯科大学歯周病学講座
  • 齋藤 淳
    東京歯科大学歯周病学講座
  • 片桐 さやか
    東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科歯周病学分野
  • 和泉 雄一
    東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科歯周病学分野
  • 新田 浩
    東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科歯科医療行動科学分野
  • 岩田 隆紀
    東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科歯周病学分野
  • 沼部 幸博
    日本歯科大学生命歯学部歯周病学講座
  • 山本 松男
    昭和大学歯学部歯周病学講座
  • 吉成 伸夫
    松本歯科大学歯科保存学講座(歯周)
  • 藤田 剛
    広島大学大学院医歯薬保健学研究科歯周病態学研究室
  • 栗原 英見
    広島大学大学院医歯薬保健学研究科歯周病態学研究室
  • 西村 英紀
    日本糖尿病学会 九州大学大学院歯学研究院口腔機能修復学講座歯周病学分野
  • 永田 俊彦
    日本糖尿病学会 徳島大学大学院医歯薬学研究部歯周歯内治療学分野
  • 湯本 浩通
    徳島大学大学院医歯薬学研究部歯周歯内治療学分野
  • 内藤 徹
    福岡歯科大学高齢者歯科学講座
  • 野口 和行
    鹿児島大学大学院医歯学総合研究科歯周病学分野
  • 伊藤 公一
    徳真会グループ先端歯科医療研究所
  • 村上 伸也
    大阪大学大学院歯学研究科分子病態口腔科学専攻口腔分子免疫制御学講座歯周病分子病態学歯周病診断制御学
  • 西村 理明
    日本糖尿病学会 東京慈恵会医科大学糖尿病・代謝・内分泌内科
  • 田嶼 尚子
    日本糖尿病学会 大手町プレイス内科

書誌事項

タイトル別名
  • A Large-Scale Observational Study to Investigate the Current Status of Diabetic Complications and Their Prevention in Japan: Oral and Dental Findings at Baseline -JDCP Study 6-

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説明

<p>JDCP studyベースライン時の糖尿病患者6,099名(1型6 %,2型94 %,61.1±8.1歳)の病態と口腔所見の関係を検討した.現在歯数は平均19.8本,2型糖尿病で男性より女性の方が少なかった.1年間の歯の喪失者,歯肉腫脹既往者,口腔清掃回数2回以上,歯間清掃用具使用者,歯科定期健診者の割合は,それぞれ17 %,32 %,69 %,37 %,43 %であった.関連9因子を説明変数,現在歯数(20歯未満,20歯以上)を従属変数とした多重ロジスティック回帰分析では,1型糖尿病でHbA1c 7.0 %以上になると20歯未満となるオッズ比(OR)は2.38(95 %CI 1.25-4.78),2型糖尿病でHbA1c 8.0 %以上になると20歯未満となるOR は1.16(95 %CI 1.00-1.34)となった.糖尿病患者では,現在歯数が少なく血糖コントロール状態の悪化に伴い歯の喪失リスクが高くなった.</p>

収録刊行物

  • 糖尿病

    糖尿病 63 (4), 195-205, 2020-04-30

    一般社団法人 日本糖尿病学会

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