化膿性脊椎炎に対するPPS(Percutaneous Pedicle Screw)による脊椎固定術の有効性の検討

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<p>【はじめに】化膿性脊椎炎に対してPPSを用いた脊椎後方固定術を施行した症例を報告する.【症例】対象は3例.それぞれ数ヶ月前からの胸・腰部痛があり近医を受診された.保存的加療で経過観察されたが,増悪傾向にあり紹介となった.初診時の単純X線・CTでは椎体終板の破壊像と局所後弯変形を認めた.MRIでは椎間板腔の高信号変化と周囲の膿瘍形成を認めた.治療抵抗性の化膿性脊椎炎と診断し,PPSを用いた脊椎後方固定術を施行した.術後早期に疼痛は緩和され離床が可能で,感染も沈静化した.以降も経過良好であり抜釘も可能であった.【考察】化膿性脊椎炎は安静と抗菌薬投与が基本治療とされるが,治療抵抗例には手術が選択される.本症例はPPSを用いた低侵襲操作での脊椎固定術を行い,良好な成績を得た.</p>

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