道徳的苦悩:間違ったことをせざるを得ない気持ち

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  • Moral distress: Feeling compelled to do the wrong thing

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抄録

<p>道徳的苦悩は,道徳の分野の感情的な側面を浮かび上がらせ,道徳的主体性の社会政治的で文脈的な特徴に注意を向けるよう促す概念的ツールである。本稿は,道徳的苦悩に関する規範研究や実証研究の発展の歴史を手短に紹介する。もともと1984年にアンドリュー・ジェイムトンAndrew Jametonが描いた道徳的苦悩の標準的な定義と,この定義を採用した初期の実証研究にとくに注目する。最後に,現在道徳的苦悩がどのように考えられ,示され,また批評されているか,いくつかの視点をまとめる。</p>

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