計算遂行時の前頭前野におけるヘモグロビン濃度変化の特徴

書誌事項

タイトル別名
  • Feature of the Concentration Changes of Hemoglobin in the Prefrontal Cortex during Calculating
  • ケイサン スイコウジ ノ ゼントウ ゼンヤ ニ オケル ヘモグロビン ノウド ヘンカ ノ トクチョウ

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説明

本研究の目的は,子どもの計算課題遂行時の脳活動の特徴を分析することである。小学校第5学年の児童を対象に,加法の虫食い算を実験課題として,各被験者の課題遂行時の所要時間,前頭前野におけるヘモグロビン濃度変化を計測した。その結果,各被験者の所要時間(難度)によって,ヘモグロビン濃度が異なる変化を示すことが明らかとなった。大学生を対象とした同種課題の実験結果と比べると,この結果は個人差が大きいことに特徴がある。このことより,今後,教育研究を考えるにあたっては子どもを対象とした実験結果をもとに検討を行うことが重要であるといえる。

収録刊行物

  • 数学教育学会誌

    数学教育学会誌 48 (1-2), 73-80, 2007

    一般社団法人 数学教育学会

被引用文献 (1)*注記

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参考文献 (33)*注記

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