＜29＞労災保険金と損益相殺的調整を行うべき対象は損害賠償債務の元本かその遅延損害金か

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損害保険判例研究(29)労災保険金と損益相殺的調整を行うべき対象は損害賠償債務の元本かその遅延損害金か[最高裁第一小法廷平成22.9.13判決,最高裁第二小法廷平成22.10.15判決]
ソンガイホケンハンレイケンキュウ(29)ロウサイホケンキントソンエキソウサイテキチョウセイオオコナウベキタイショウワソンガイバイショウサイムノガンポンカソノチエンソンガイキンカ[サイコウサイダイイチショウホウテイヘイセイ 22.9.13 ハンケツ,サイコウサイダイニショウホウテイヘイセイ 22.10.15 ハンケツ]
＜第1事件＞最高裁　平成22年9月13日第一小法廷判決　平成20年（受）第494号・第495号損害賠償請求事件　民集64巻6号1626頁，裁判所時報1515号6頁，判時2099号20頁，判タ1337号92頁　原審　東京高裁平成19年11月29日判決　平成19年（ネ）第943号　原原審　静岡地裁平成19年1月25日判決　平成16年（ワ）第488号　＜第2事件＞最高裁　平成22年10月15日第二小法廷判決　平成21年（受）第1932号損害賠償請求事件　裁判所時報1517号4頁　原審　大阪高裁平成21年7月29日判決　平成21年（ネ）第718号　原原審　大阪地裁平成21年2月16日判決　平成19年（ワ）第9999号