我が国養殖産業の基層に関する考察

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  • The Consideration of the Substratum of the Japanese Aquaculture Industry
  • ワガクニ ヨウショク サンギョウ ノ キソウ ニ カンスル コウサツ

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抄録

<p>我が国よりも遅れてスタートしたノルウェー養殖産業が世界のトップランナーとして先行している。何故,我が国養殖産業がノルウェーに遅れをとったのかに関して,様々な角度から幅広く考察する必要がある。むろん,目的は我が国の養殖業界を批判することにあるのではない。養殖産業が今後どのような発展方向を目指すのかに際し,この作業が避けて通れないものであるからである。</p><p>この課題に接近するために,経済学というよりも,より幅広く人文・社会科学の視野から養殖経営者の意識構造や行動原理,行動様式に焦点をあてた。つまり,我が国養殖産業はグローバル経済化の中で,養殖経営者がその状況変化に敏感に反応しなかったという意識なり行動原理などの検討がこれまで欠落していたのではないか,という疑問に基づいている。</p><p>我々,日本人の行動原理,行動様式さらに思考の特徴を我が国の養殖経営者に当てはめつつ,我が国養殖残業の基層とその特質を試論し,日本人による養殖産業の今後の在り方を根本的に探りたい。</p>

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