書誌事項
- タイトル別名
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- 6 cases of collagenous colitis emphasized the necessity to enhance the awareness of collagenous colitis
- 症例・事例報告 Collagenous colitisの認知度向上の必要性を痛感した6例
- ショウレイ ・ ジレイ ホウコク Collagenous colitis ノ ニンチド コウジョウ ノ ヒツヨウセイ オ ツウカン シタ 6レイ
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抄録
<p>Collagenous colitis(以下CC)は近年報告例が増加しているが,その認知度の低さから日常診療では見逃されている可能性がある。わが国では,欧米に比べてCC 患者のプロトンポンプ阻害薬(以下PPI)服用率が高いことが報告されているが,当院で経験した6例も同様に全例PPI服用症例で,2例がエソメプラゾール服用症例,残りの4例がランソプラゾール服用症例であった。エソメプラゾールは他のPPI同様にCCを発症するリスクのある薬剤として注意が必要である。当初,著者を含め当院の医師におけるCCの認知度は低く,病理診断医および消化器病専門医であってもCCと診断できなかった症例もあり,診断までに時間を要し病悩期間が長い症例が多かった。急性腹症を契機にCCと診断される症例もあり,一般医および救急医のいずれもCCを認知する必要がある。</p>
収録刊行物
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- 日本臨床救急医学会雑誌
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日本臨床救急医学会雑誌 23 (2), 171-174, 2020-06-30
一般社団法人 日本臨床救急医学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390566775147695360
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- NII論文ID
- 130007866896
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- NII書誌ID
- AA1124939X
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- ISSN
- 21879001
- 13450581
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- NDL書誌ID
- 030561850
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可