医学生の医学用語に対する認知と理解の習熟過程

  • 菅原 亜紀子
    福島県立医科大学医療人育成・支援センター
  • 諸井 陽子
    福島県立医科大学医療人育成・支援センター
  • 小林 元
    国際医療福祉大学医学部医学教育統括センター, シミュレーションセンター
  • 大谷 晃司
    福島県立医科大学医療人育成・支援センター
  • 石川 和信
    国際医療福祉大学医学部医学教育統括センター, シミュレーションセンター

書誌事項

タイトル別名
  • Progress in Recognizing and Comprehending of Medical Terms Among Medical Students
  • イガクセイ ノ イガク ヨウゴ ニ タイスル ニンチ ト リカイ ノ シュウジュク カテイ

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説明

<p>背景 : 効果的な教育を行う上で, 医学用語の修得プロセスを明らかにすることは重要である. 方法 : 医学生1〜5年生を対象に, 医学用語57語の認知・理解について質問紙による横断調査を行った. 用語ごとに学年別の認知率, 理解率を算出し, クラスター分析を行った. 結果 : 448名が回答した. 57語は, 1年生から認知と理解がある I 群, 1年生から認知は高く理解は学年と共に進む II 群, 学年と共に認知と理解が進む III 群, 1年生から認知は高いが理解は高学年でも低い IV 群, 学年と共に認知は進むが理解が進まない V 群の5つに分類された. 考察 : 用語ごとに習熟パターンが異なることから, 用語習熟の特徴を踏まえた教育の工夫が必要と考えられた.</p>

収録刊行物

  • 医学教育

    医学教育 50 (6), 563-567, 2019-12-25

    日本医学教育学会

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