肝門部悪性胆道狭窄に対する新たな内視鏡的3区域ドレナージ法
書誌事項
- タイトル別名
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- Novel endoscopic technique for tri-segment drainage in patients with unresectable hilar malignant biliary strictures(with video)<sup> 1)</sup>.
抄録
<p>【背景と目的】Bismuth ⅢaもしくはⅣ型の肝門部悪性胆道狭窄(malignant biliary strictures:MBS)を有する患者に対するドレナージには,3本以上のステントが必要になる場合がある.金属ステント(self-expandable metallic stent:SEMS)を用いたmultistentingは,これまでPartial stent-in-stent(PSIS)による留置が唯一の方法であった.近年,6Fr以下の細径ステントデリバリーが製品化され,2本のSEMSを同時に留置するside-by-side stenting(SBS)法が開発された.3本以上のmultistentingに対しても,このSBS法にPSIS法を組み合わせた方法であるHybrid法による留置が可能となった.本研究では,新たな内視鏡的3区域ドレナージ法であるHybrid法の有効性と安全性を評価している.</p><p>【方法】本研究では,Bismuth ⅢaもしくはⅣ型のMBSを有する17人の患者に対してHybrid法を用いたmultistentingを施行した.</p><p>【結果】手技的成功割合は82%(14/17)であり,処置時間中央値は54分であった.手技を通してバルーンによる拡張を必要とした患者は2人であった.2人の患者(12%)に早期偶発症として胆嚢炎を発症し,1人の患者(6%)に晩期偶発症として肝膿瘍を認めた.Hybrid法を用いたmultistentingのステント開存期間中央値は189日であった(95%信頼区間:124~254日).</p><p>【結論】ステントデリバリーの細径化により可能となった内視鏡的3区域ドレナージであるHybrid法を用いたmultistentingは,肝門部MBSに対する効果的な内視鏡的ドレナージ法である.</p>
収録刊行物
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- 日本消化器内視鏡学会雑誌
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日本消化器内視鏡学会雑誌 62 (7), 834-834, 2020
一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390566775153747840
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- NII論文ID
- 130007878411
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- ISSN
- 18845738
- 03871207
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可