反復性の眼瞼浮腫発作を欠き持続的腫脹を呈したblepharochalasis―症例報告とblepharochalasis内外報告81例の検討―

書誌事項

タイトル別名
  • Blepharochalasis Lacking Recurrent Attacks of Eyelid Edema: A Case Report and Review of 81 Reported Cases with Blepharochalasis
  • 症例報告 反復性の眼瞼浮腫発作を欠き持続的腫脹を呈したblepharochalasis : 症例報告とblepharochalasis内外報告81例の検討
  • ショウレイ ホウコク ハンプクセイ ノ ガンケン フシュ ホッサ オ カキ ジゾクテキ シュチョウ オ テイシタ blepharochalasis : ショウレイ ホウコク ト blepharochalasis ナイガイ ホウコク 81レイ ノ ケントウ

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説明

<p>53歳,女性.30歳代初めより両上眼瞼に自覚症状を欠く発赤と腫脹が出現し,徐々に増悪した.初診時,両上下眼瞼に淡紅褐色調の腫脹と皮膚の菲薄化を認め,生検で真皮弾性線維の減少と断裂があり,blepharochalasisと診断した.アセタゾラミド内服で症状は軽度改善した.本症は一過性の眼瞼浮腫を反復したのち,眼瞼皮膚の菲薄化を生じる場合が多い.国内外の本症81例の報告を集計した結果,反復性の眼瞼浮腫発作を欠き,持続的腫脹を呈した例は10%程度あり,眼瞼腫脹をみた際,念頭に置くべき一疾患と考えた.</p>

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