てんかん突然死のリスク評価と予防におけるウェアラブルデバイスの有用性

  • 宮島 美穂
    東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科心療・緩和医療学分野
  • 山川 俊貴
    熊本大学大学院先端科学研究部
  • 藤原 幸一
    名古屋大学大学院工学研究科物質プロセス工学専攻
  • 前原 健寿
    東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科機能脳神経外科学分野

書誌事項

タイトル別名
  • Application of Wearable Devices for the Risk Assessment and Prevention of Sudden Unexpected Death in Epilepsy

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説明

<p>てんかん患者の突然死(Sudden unexpected death in epilepsy、SUDEP)は全身性強直間代発作後の呼吸機能・心機能障害に続いて生じ、背景要因として発作間欠期の心拍変動(heart rate variability)の異常などの自律神経機能不全が示唆されている。我々はSUDEPのリスク評価と予防の観点から、シャツ型電極を用いたウェアラブル心拍計による心拍、呼吸計測の実用性を検討中である。今後は体型や体動に応じて心電図誘導を最適化できる多電極シャツとノイズ低減機能を有したトランスミッタの採用も検討している。発作後の呼吸障害の検出にはリング形状のパルスオキシメーターが有用である可能性がある。</p>

収録刊行物

  • てんかん研究

    てんかん研究 38 (1), 91-97, 2020-06-30

    一般社団法人 日本てんかん学会

参考文献 (14)*注記

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