-
- 荒木 浩
- 国際日本文化研究センター
書誌事項
- タイトル別名
-
- The Editorial Policy of Selection and Arrangement in <i>Konjaku-monogatari-shū</i>: On the Origin of Kino-Tsurayuki's <i>Tosa-nikki</i> as a Work for His Lost Child
- 編纂動機と逸話配列 : 紀貫之の亡児哀傷をめぐって
- ヘンサンドウキ ト イツワ ハイレツ : キカンユキ ノ ボウジ アイショウ オ メグッテ
- ――紀貫之の亡児哀傷をめぐって――
この論文をさがす
抄録
<p>本稿は前半で、藤岡作太郎『国文学史講話』の成立と付載三序文の叙述との連環の追跡をめぐって『土佐日記』が亡児追悼のために書かれたとする説の所在を注釈史にたどり、それが「日記文学」という近現代的な視点で転換するまでの推移を考察する。後半では、そうした『土佐日記』著述に淵源する紀貫之の亡児哀悼歌話の意味と伝承を探り、その説話が『今昔物語集』においていかなる論理で採択・配列されているのかを論じて『今昔』作者論にも問題提起を行う。</p>
収録刊行物
-
- 日本文学
-
日本文学 64 (7), 2-14, 2015-07-10
日本文学協会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390566775154303872
-
- NII論文ID
- 130007879467
-
- NII書誌ID
- AN00197092
-
- ISSN
- 24241202
- 03869903
-
- NDL書誌ID
- 026570550
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可